成人式やお友達の結婚式などで着物を着てみようと考えたことはあるでしょうか。

成人式で着物を着ることは、家族にとっては、あなたが無事に20歳を迎えた喜びをいっそう感じられますし、また記念にもなります。

また結婚式に着物を着れば、会場が華やかになっていいと喜ばれます。

では、そういった場に着ていく着物には、「地紋」という生地にあらかじめ織り込まれた模様があることをご存知でしたか?

「地紋」に使われるモチーフは草花や幾何学模様などさまざまなものがあります。

今回は、お祝い事やお茶席にふさわしい「地紋」をいくつか紹介していきます。

「着物ひととき リサイクルと新品の着物店」より

絹で織られた着物を手に取ってよーく見てみると、生地じたいに模様のようなものが織り込まれていることに気づくと思います。

光をうけて模様が浮き上がってみえるので、たとえば「色無地」と呼ばれる柄のない着物でもふくよかな印象を与えることができます。

振り袖などの柄が華やかなものは、地紋があることで立体的な印象になり、いっそう豪華な雰囲気になります。

着物を着ていく場として、結婚式などのお祝い事や、法事といった弔事など、目的はいろいろあると思いますが、「地紋」のモチーフによってそれぞれふさわしいものが違ってきますので、今回紹介する「地紋」をぜひ参考にして頂いて、気持ちを込めて着物を着て頂くと、自然と背筋もしゃんとして、着姿も美しいものになることでしょう。

お祝いごとにふさわしいのは「吉祥文様」

結婚式やハレの着物には縁起のよい「吉祥文様」が喜ばれます。

「神戸・元町の着物専門店 丸太やの情景」より

お茶席などのお呼ばれには「名物裂文様」(めいぶつぎれもんよう)

お茶席などのお呼ばれには「名物裂文様」の「地紋」のはいった着物を選びましょう。

「名物裂文様」とは、室町時代から江戸時代中期にかけて中国の宋、インドやペルシャ、はてはヨーロッパなどから渡来した織物にみられる文様で、茶道の発展とともに使う道具などに用いられ広がっていきました。

所有者や生産地、その文様が使われた能衣装の演目などにちなんだ名前がついています。

エキゾチックな雰囲気が特徴です。

「きよべ呉服店 復刻正絹名物裂(めいぶつぎれ)」より

などがあります。